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主題歌16曲
  • 自分の中の汚い感情というのは誰しも認めることにある程度抵抗があると思います。
    それが特に「本来仲良くあるべき人」に対してであればなおさら感情を押し殺してしまいがちなのではないでしょうか。
    本作に登場する綿谷新は、真島太一のことを「かつて共にかるたを楽しみ再会を誓った仲間」だとずっと思っていました。それは誰が見ても美しい感情です。
    一方真島太一は、自分の中に「汚い感情」があることを新より一歩先に気が付いていました。
    同じ女の子を好きな恋敵として。常に自分より上の立場にいる越えるべきライバルとして。
    しかし、新は自分のことを「かるたを頑張っているかつての仲間」としてしか見ていない。それはまるで、片思いを寄せる異性が自分のことを「友達」としてしか見ていない場合に抱く、もどかしさや苦しさ、不平等感のようです。
    太一はその立場の違い、感情のずれを、圧倒的成長と実力と精神の鍛錬によって覆しました。
    新の「汚い感情」を呼び起こし、それを認めさせた。
    前に進み続ける人にはライバルが必要です。今回でようやく彼ら二人は「ライバル」になれました。
    感情の移ろいの細やかに描写には思わず「さすが少女漫画だ」と唸ってしまいました。
    主題歌は、太一と新に芽生えた「素晴らしき人間臭い感情」を讃えての選曲。
    憎き敵は最大の味方である。
     28   1
  • 「ああ、愛は正体を少し見せて

    また薄いカーテンの向こうへ消える」

    この曲のサビで極めて象徴的な一節である。

    愛が如何に「掴み取る」ことのできない実態を持たぬものか、

    愛が如何に人に劇的なものをもたらすか。

    愛とは一体なんなのだろうか。

    「ぼく」は「すみれ」という愛を、すみれは「ミュウ」という愛を、「ミュウ」は「愛」というものの正体を探している。

    それは複雑で困難な行為である。

    しかし、もしかすると愛はふとした時に向こうからやってくるものかもしれない。

    それを続けていさえすれば。
     27   1
  • 殺し屋物語2作目。
    伊坂幸太郎が描く色んな角度からの「悪」が好きです。
    「真面目な悪」「剽軽な悪」「冷酷な悪」「弱い悪」「太い悪」「大きな悪」
    この曲はそれぞれ異なった「悪」が織りなす刺激的な雰囲気を表現していると思います。
    飛び交う銃声
    「何がINで何がOUTか 決めるのはいつも単純にして明快」
    MONEY!!!
     12   2
  • 一度死を覚悟した者にしか作れない作品がこの世にはある。
    「その後僕は年をとったり、二度と会わないと分かっている人と約束をしたり、世界から目を伏せられた幸福にも出会ったりするのだった。
    そして、I LOVE YOUとも、歌った。」
    名作と名曲の対位法として、このBGMを献じる。
     6   0
  • 絶対的な指針を失った悲しみさえも我々は受け入れて生きていかなければならない。
    別れと共に感謝はある。
    その時に鳴るのは音楽だ。
    さあ、高らかにファンファーレを鳴らそう。
     9   2
  • 「目指すべき幸福を常に見失わずに実務をこなす事は難しい。
    世の中はそういう仕組みだ。
    そしてこの曲はそんな世の中に『翻弄される男の為のブルース』なのだ。」
    ――セルフライナーノーツより
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  • 「回送電車は、まだ通過している。」
     13   0
  • FoZZtoneは文体が合わないと思ってましたが、見つけました。
    「悪気のない世界 楽しめないのかい 踊ろう」
    「友達がゴシップ好きなのが嫌で それでも友達だったな」
    「皆お前を安心させたいんだよ その心も歪むものだろう」
    主人公が思っていたより、世界は温かかった。
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