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本の主題歌10曲
  • どちらにも夜、花というキーワードがピッタリハマった。
    〈僕の目 ひとつあげましょう だからあなたの目をください
    まだ見たことのない花 新しい季節を探してた〉

    目は芽とも言い換えられる。可能性に満ち溢れている芽。それを子どもとして、代わりに目を差し出す。見張る、見つめる、見直すなど、子育ては目を使う機会が多くある。目から芽を育てる。そんな感覚でピッタリだと感じた。
    新しい季節は良い言葉だなと思う。章の終わりには明るい気持ちになった。もがきながら、悩みながら、新しい季節を見つけたときの彼らの幸せを願ってやまない。
  • 人は踊る。上手かろうが下手だろうが関係ない。そこに音楽があれば、勝手に体は踊り出す。

    青春は言葉にできない衝動と、抑圧からの解放から始まる。

    さあ皆、踊る阿呆になって踊り狂え。

    後悔も胸に秘めた青い気持ちも、全て脱ぎ去って、本能で踊れ。
  • 少女は消えた。
    足跡も残さず、彼方の方へ走っていった。
    彼女が雨になって溶け込んだのは、日常という名の海なのだ。行き先はきっと、彼女しか知らない。

    「おやすみなさい。私は、王子さまのいないシンデレラ姫。
    あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか? もう、ふたたびお目にかかりません。」
  • 言葉づかいが洗練されていて、かつ
    自分と世界の別れを歌ったこの曲の世界観が、作品に合うと思ったのでセレクトしました。
  • 暗い夜の海の中を、一匹の青い魚が泳ぐ。
    カラフルな魚たちと共に入れられた一匹。
    月が輝き、夜空が海の底となって溶ける時、彼は若さを丸め込んで捨てて、
    息が詰まりそうな街を抜けて、青い尾鰭を動かし泳ぎだす。
  • 道化師だって人間だ。
    人は、自分の本心とは違うことをしているうちに少しずつ心が麻痺していくのだと思います。ただの最低な男の半生記として読むのではなく、自分の中の葉蔵をいつも探してしまいます。