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音楽×本126組
  • これは直観ですね。伊坂幸太郎さんのダークでコミカルな雰囲気をあらわすために色色な楽曲を聴いてみたのですが、ただの暗い話ではなくこれは「遊戯性」をともなったものだという視点からこの曲を択びました。
  • 「マリアビートル」の物語がそもそも人格が破綻しているようなヒトばかり。伊坂さんは斉藤和義さんにインスパイアされている。ということで、ちょっと過激なモノを択んでみました。
  • やさしいけどやるせない、やるせないけどやさしい。ラスト1ページの後にイワンのようなやさしさが広がっていて欲しい。
  • 風が吹き続ける限り、何回でも挑み続ける。不条理に立ち向かう。

    冒頭の宇多丸さんのリリックが、午前0時に始まり午前0時に終わる辺りも、夢と現を行き来する感覚に近いと思いました。
  • メロディはかっこいいのに歌詞がポップなさじ加減が個人的にしっくり。hands up!のいかにもギャングな台詞にお手上げするのは、読者含め、成瀬以外の全てのような気がする。
  • 5/31
    この本を全て読んでから、この曲を聴いてください。あの2人(ネタばれになるので伏せます)の関係性にはまりすぎていて、感極まること必至です。
  • 傷つけられた二人は立ち上がり、力を合わせ、未来を切り開いてゆく。
    大丈夫だ。二人はどこの誰よりも強い双子なのだから。

    (後になってこの曲があることを知りました。連投すみません。)
  • 毒を持って毒を制す!!普段から毒ばっかり吐いてる陣内さん。しかし子どもが息苦しい世の中を「解毒」できるのはこの「拳銃を持った牧師」なのかもしれない(消毒、とはちょっと違う)。

    「大人の階段を降りてみる」とか「現実社会にはともえ投げ」とか、あの人は言いそうなんだよな...
  • 避けられようのないものにがんじがらめにされた少年は、世界に復讐することを試みた。
    ここでの螺旋は、そのまま遺伝子だ。
    生きた虚像というのは、葛城のように、善人の面をした悪人のことだ。
    彼は最初から、大切なものを暴力によって奪われていた。

    黄金色に輝く悪魔の螺旋は、彼の腕に絡みつき、遂には罪の花を咲かせた。
    それは赤く染まりながら、びっしりと釘で覆われたバットを濡らした。

    この物語は勧善懲悪の話である。と同時に、偽悪的な物語でもある。
    矛盾しているようだが、春が行ったことを考えると、罪や悪という言葉で断言するのもおかしい気がしてくるのだ。

    生まれながらにして性善説を押し付けられた彼は、この先どんな未来を歩むのだろうか。
  • びくびく生きてるようでいて、案外根っこがバリ強い。

    「実力不足と言われようと、君のことだけは守りたい」...ここに、蟷螂の斧を感じた。
  • 勇ましいのでも、かといって絶望するでもなく、ほどよいモヤモヤ感がほしいと思いセレクト。

    「監視されている、それでも明日を探さなければ」という煽りに似た内省が印象に残る。
  • 「人を見た目で判断しちゃ、いけませんって」と、皮肉じみた格言の歌い出しが小説にマッチ。まさに久遠と成瀬のそんな会話から始まるし(笑)

    「すげぇ楽しそうだけど、分け前計算とかちゃんとできてるかな、この人たち...」と思ったところから浮かんだ曲。相変わらず、doaの綴りが違うのが気になるけどw
  • 私が伝染させるのは、臆病か、勇気か。最初から強い人なんていない。だからこそ迷い、逃げることもある。

    冷笑が顔に張り付いた社会。「この街を救う」だの「本当の姿が僕にはある」なんて思うのは、恥ずかしい。それでも、信じて突破しなければ、PKのチャンスはもらえないのだ。
  • 熱狂しすぎたゲリラライブは中止にできるが、憎しみに煽られた集団心理は止められない。

    ギリギリの所で均衡を保っていた「平和」が誰かのおねしょで破られた時、果たして自分は冷静でいられるだろうか...
  • 軽快で、愉快で、深くて、淋しい。
  • うどんこ さきこさんの選曲より。
    こんなに合う曲はないのではないだろうか。自分自身が最初にこの選曲をしたかった、という悔しさと嫉妬を初めて覚えた。

    大学時代、仲間たちとの贅沢でエネルギッシュなモラトリアム期間中の事件、友情、恋愛、暇つぶし、悪ふざけ、隠された努力に細やかな超常現象を描く。

    多くの人が思うだろう「こんな大学生活を送ってみたい」という煌びやかな空気感に読んでいる自分の心も若返る。

    大きな騙し絵的トリックも圧巻。

    畳み掛けるように音が落ちてくCampaign Supernovaは、彼ら、彼女らの大学時代を思い出す時にかかる曲だ。
    "僕たちがハイになっているとき、君はどこにいたんだ?"
    という歌詞は、主人公たちから我々読者への問いかけのようにも聴こえる。

    しかし、どんなに楽しい青春を過ごした者でも、やはり「社会」という厳しい砂漠に歩み出せば心身共に落ち着いてくるものなのだ。

    なんてことはまるでない。
  • 悲しくて切なくて、でも力強い。読後感とシンクロしてしまって好き。
  • 10年ぶりの再読。正面からぶつかって恥をかける西嶋は、やっぱり眩しい。それがきっと、周りにもいい影響を与えている。

    この曲の痛快な歌詞にも通じる。失敗って怖いんだっけ?と、いい意味で麻痺していたい。

    北村たちは面白い。気がついたら誰かと誰かが付き合っていたり、バラバラなようでいて、いざという時はしっかりつながっている。
  • この物語のテーマが「遺伝子」×タイトル「進化論」でかけてみた。

    「この世界に生まれ持って携えた使命が~」という出だしと、主人公の弟、「春」が生まれた残酷な経緯と重なった。周りの家族も、そして本人も、苦しんだだろうなと。

    「変わらないことがあるとすれば 皆 変わってくってことじゃないかな?」
    父が春に伝えた何気ないひとことをつたえた、あのラストシーンにあうかなと
    「あぁこの世界 愛しき世界 君と明日も廻していこう」春と主人公、ずっと仲良し兄弟で一緒にいられますように。
  • Cメロ(?)の「怖いのは壊れる事じゃなくて 心無い手に壊されてしまうこと」というのが何故かすんなりハマりました。
  • 殺し屋たちの競演に目が行きがちですが、この小説のメインテーマは「喪失と再生」にあると思っています。鈴木が愛する人を失い、堕ちる所まで堕ちた後、いかにして光を見つけるのか。

    もちろん、この物語の結末の"解釈"が分かれているのは知っています。そもそも、蝉や鯨も、鈴木の脳内にしかいないのでは?とすら思えてくる。ただ、殺し屋たちの戦いが幻であろうと、彼が妻と「大量の料理」に戦いを挑んだ思い出だけは、永遠であってほしい...
  • 大切な人が亡くなる、そんな悲しい思いを表現しています。冒頭の「涙が止まらないよ 君に会いたくなる」という歌詞にグッときました。
  • 自分が誰なのか分からない。もはや、この記憶が正しいのかも疑わしい。何度生まれ変わっても、あいつとの争いは避けられない。今日もどこかで怪物が目を覚ます。
  • 伊坂幸太郎のすごさは、人間の感情や心の動きを俯瞰したところから眺める、ある種冷徹でシステマチックとまで言える客観性と、キャラクターや人間だからこそ持てる愛おしさや温かさの相反する2つが共存しているところにあると思う。

    『死神の精度』に関しては、その長所がふんだんに生かされる舞台設定だ。
    「死神」という人間ではない存在から見る人間の心の動きの景色が新鮮で面白い。人の死や緊急事態、熱烈な恋や犯罪を少し離れたところから見るギャップとそこに含まれるユーモアと本質性。

    この死神・千葉というキャラクター自体も、笑われると実はムッとするところとか、実は音楽が中毒的に好きなところも実は人間らしかったりする。
    「人間が作ったもので一番素晴らしいのはミュージックで、もっとも醜いのは、渋滞だ」
    戦争ではなく渋滞なのが死神っぽい。

    <ここからネタバレ>

    降り続いた雨の霧がまだ残る中、空が気持ちよく晴れ渡る瞬間に頭で鳴った曲を選んだ。
    爽やかさで湿り気の残る雨上がりの快晴。そんなイメージの曲調。
    コーラスの神々しさは死神といえども、一種の神さまであることに通じる。

    歌詞はとてもシンプルで、その中の象徴的な歌詞。
    “You can’t hear. I see that wow ~
    遮る視界 差す silent sign”

    「君には聴こえないがわたしには分かる。
    遮る視界に差す静かな予兆。」

    死には悲しみが寄り添うが、一歩引いてみるとそれはその人の人生を遮る詰まりを打ち破る最後の予兆なのかもしれない。
    これほどまでに死が描かれているのに、この作品はなぜか清々しい読後感と清涼感に満ちている。

    そしてふと、こう考えてしまう。
    もし仮に死神・千葉に「死」が訪れるとするならば、最後の晴れはその予兆なのかもしれないと。
  • 『死神の精度』全体のテーマとして選曲しました。主人公の千葉を通して描かれる6つの人生。彼らの人生は千葉にとって興味のないもの、かつ千葉の住む世界とは別の、異質なものとして描かれます。それによって、登場人物たちの何気ない行為や言葉から、彼らの様々な「欲望」が際立つように設計されていると感じました。「lust」ー欲望、切望と名付けられたこの曲を、『死神の精度』というフィルター越しに聴いてみると……不規則なリズムからは人間の躍動感を、無機質なパーカッションからは千葉の仕事に対するクールさを、細かい音の粒によるメロディーは、千葉を象徴する雨粒のようでもあり、どこか温もりを感じる音色は、死に相対した人間からにじみ出る人間臭さに通ずる……かな?と。無理やりのこじつけで、冗長で、お粗末なコメントで大変恐縮ですが、是非『lust』を死神の精度とセットで聴いてみてください。
  • 人間の人生を俯瞰するような世界観、マイペースな千葉のようなテンポの曲。夜中のCDショップの雰囲気にも合うと思いました。
    「雨ノチ晴レなら 水たまりにはきっと澄みきったこの世界が映る」という歌詞もぴったりです。
  • 死神の千葉さんは口癖のように言っていた。「人は必ず死ぬ」怖いことでもなんでもないと。人はいつ死ぬかわからない。明日死ぬかもしれないし、40年後かもしれない。この歌詞が特に死神の精度にマッチしてるなと思った。
    "人が生きるために与えられた時間はきっと必要な時間の半分も渡されちゃいないんだ"死神が目の前に現れたら99%の確率で「可」の判断をくだされ死んでしまうだろう。一日一日後悔のないように楽しくいきていたいと思わせてくれる小説と曲だ。
  • 時代を渡って綴られる対立する者の物語と合って選びました。
    『シーソーモンスター』で書かれていた対立しても相手のことを知ろうとすることが大切って、うまくいかない恋愛みたいと思ったことも選んだ理由の一つです。
  • 「下流のほうも、悪くなかったと俺は思う」
  • 退屈だったり、ままならない日常を生きていかなきゃいけない
    大人はかっこ悪いし、あんな大人になりたく無いって思いながら燻ってる

    愛はないし未来もない

    それでも、気分はどう?

    大人がかっこよけりゃ子どもはぐれないし
    かっこいい大人になろうぜ

    俺たちは奇跡を起こすんだ