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音楽×本4組
  • 「西暦三千年一月一日のわたしたちへ」と書かれた序文から、手紙は未来を描いているのだと見当がつく。

    郷愁と物悲しさ、そして「あなた」に向けた慈愛の気持ち。
    この感情を忘れたくない。
    今も、そしてこれからの時代も。
  • 主人公の名前が月子であることと、この小説には月が印象的に描かれること、おだやかで幸福な感じの曲調も合っていると思いました。
  • 姉弟のおさえきれない欲望とはなんだろう。
    陵が言った「だだっぴろくて白い野」とは心の空白のことではないのか。
    ママの呪縛から彼らが解かれた時、白い鳥が元いた場所に戻るとき、抜けていた記憶が蘇る。
    そこはあまりにも冷たく、静謐に満ちている。
  • 真鶴という場所は、私の中で不思議な場所だ。
    徳永京が夫を求めて彷徨ったように、この歌もまた行き場を知らず彷徨っている。
    ぼんやりと灯された薄紫の明かりの中で、同じところをぐるぐる廻るような錯覚を覚える。
    終わりなんてないんじゃないかとさえ思えてくる。