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音楽×本42組
  • この物語における「ノルウェイの森」は、この曲におけるレモンと同じ意味を持つものだと思いました。喪失と祈りの物語。「忘れてください」(lemon)、「忘れないでね」(ノルウェイの森)となっているのも同じ感情の裏表のようで心に響くものがあります。
  • 少し歪でいて、それでいて読んでいるひとの心に不思議な共感を呼び起こす。自分自身の本に魂を入れてゆき、作者と心を分かち合うというイメージで択んだ楽曲です。中村一義の「魂の本」が合うかなと。
  • 「やがて音楽は鳴りやむと分かっていて
    それでも僕らは今日を踊り続けてる♪」
    なんかどこかで聞いたフレーズだなぁと思ったら、羊男の台詞ではないか。
    「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。おいらの言っていることはわかるかい?踊るんだ。踊り続けるんだ何故踊るかなんて考えちゃいけない」

    「忘れないために 記憶から消す為に」
    「めぐり逢うたびに サヨナラ告げるたびに」と、まさに、現れては、去っていく...村上春樹の世界ではないか。

    なんで今の今まで気づかなかったのだろう。
  • 作者の意図通りに。

    村上春樹作品でいて一切ファンタジーのない超有名リアリズム恋愛小説。
    僕にとってこの小説で印象に残るのは重要なシーンで降る静かな雨、そして緑の「私のことどれくらい好き?」という質問に対する主人公ワタナベの答えだ。

    春の熊くらい好きだよ。
  • イパネマの娘。軽やかで粋である。所謂村上春樹の「お洒落な感じ」を味わいたければ本作が最も相応わしいように思う。
    あまり人目に触れない雑誌の連載ということもあって全体的に肩の力が抜けている。そんな中からあの大長編につながるショートストーリーも生まれた。
    重い小説を読んだ後は、コーヒーかビールでも飲みながら本作を読むといいリズムが生まれるかも。
  • 一人称が僕なのと、雨についてのイメージが重なって、この曲を聴くとこの小説を思い出す。
  • リスト『愛の夢 第3番』。感想を言葉にするのが惜しく、あるいは難しいのでクラシックのピアノ曲。6篇いずれも美しく静かな文章の中で、一人一人の人生の劇的な変化が阪神淡路大震災と共にもたらされる様子が描かれる。
    哀しさとロマンチックさが優雅に溶け合う物語にはこの曲が合う。
  • 気だるさと何かが起こる予感、主人公がゆっくりと異世界へ運び込まれる状況に合わせてみました。
  • 『ねじまき鳥クロニクル』が、この曲のインスピレーションのひとつとなったとのことです。
  • 1Q84といえば月だ。月の光がこの世界の調和を崩しそこから生まれる悪意もあれば奇跡もある。
    文量自体は長いけれど、全体的に洗練されていてシンプルな印象であり、どこか違う世界を生きた神秘的なイメージにも合うのはドビュッシー『月の光』だと思う。特に最後のシーンにおいて、この選曲は自分の読後感を代弁し、強烈な印象を残してくれた。
  • 「地下」というイメージ、オウム真理教の地下鉄サリン事件という実際の事件を踏襲したノンフィクションということで、アンダーグラウンド(地下)に沈みこんでゆくようなこの曲を選曲しました。

    歪みながら核心に触れる点が、この本に合致しているように思います。
  • 光を求める小説の世界と曲の世界が合っていて選びました。曲調もまるで小説の背景になっているような深みがあって私の中での主題歌でした。
  • この本のタイトルにもなっている曲であるが、聞いていると、なぜだか悲しい気持ちになってしまう曲調が、この本の持つ雰囲気とぴったりだと思う。
  • 『カンガルー日和』は現実と非現実という二つの世界がテーマになっている作品がたくさんあります。

    この曲には、「例え近くに感じても、明かせないこの気持」という歌詞があります。

    この歌詞は、『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』で100パーセントの女の子とすれ違ったにも、関わらず、いうべきことが言えなかった主人公のことを歌っているみたいですよね。

    ぜひ、この曲を聴きながら、不思議な村上春樹ワールドにもぐってみてください。
  • 輪廻転生やメタファー、時空の歪みなどの現象がやや退廃的な世界観でリンクしている。もしかしたら誰もが失った誰かの記憶を潜在的に求め、その人の示した道を辿っているのかもしれない。
  • この小説のテーマ曲ならやっぱりベートベンの大公トリオだと思います!
  • 幻想的なメロディと、
    歌詞がどことなく作中の「海辺のカフカ」と通じるような。
  • ナカタさんのヒッチハイク中をイメージしました
  • 8/25
    ラスト、日常に戻っていくときの力強い感じ。
  • 収録作品より 『サウスベイ・ストラット―ドゥービー・ブラザーズ「サウスベイ・ストラット」のためのBGM』
  • 「ああ、愛は正体を少し見せて

    また薄いカーテンの向こうへ消える」

    この曲のサビで極めて象徴的な一節である。

    愛が如何に「掴み取る」ことのできない実態を持たぬものか、

    愛が如何に人に劇的なものをもたらすか。

    愛とは一体なんなのだろうか。

    「ぼく」は「すみれ」という愛を、すみれは「ミュウ」という愛を、「ミュウ」は「愛」というものの正体を探している。

    それは複雑で困難な行為である。

    しかし、もしかすると愛はふとした時に向こうからやってくるものかもしれない。

    それを続けていさえすれば。
  • 海辺のカフカは不思議な魅力のある本です。謎解きの要素もあり、一気に読めてしまいます。