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本の主題歌16曲
  • トタン屋根の残骸は人間の首から上を吹き飛ばし、旋風は豆粒の如く人々を軽々と巻き上げる。
    溺死者が川面を流れてゆき、水面には見る影もなく膨らんだ花魁が、重なり合って息絶えている。

    火達磨になって死んだ男。
    憐れなるかな。大人しく言うことを聞いて、背負った荷物を捨てていれば助かったかもしれぬのに。

    愚かなるかな。今も昔も、根も葉もない噂で人が死ぬのは変わらない。朝鮮人というだけで、罪のない人々が殺された。

    ホラ吹きと言われた地震学者に、流言・暴動・憲兵の虐殺。
    陰惨たる過ちの歴史がここに連なる。
    著者は冷徹にならない程度に距離を置きながら、意見を述べる。

    知るのも自由、知らぬのも自由。
    但しここに書かれたものは全て事実であることを、ゆめゆめ忘れてはならない。
  • 3/9
    自由を求める曲が閉鎖的な田舎の空間に暮らす主人公のお金という実弾を求める感覚と呼応する。
  • OLを続ける傍ら、幻想を抱き続ける曲ともとれる「丸ノ内サディスティック」はこの短編集の内の一つの短編「銭湯」の世界観にぴったりだと思いました。
  • 9/29
    今日の荘厳でありながらかわいい雰囲気がお城の雰囲気にあっていると思ったのと、精一杯生きようとしているところやただ一つの願いというところが小説のテーマの一部と重なると思いました。
  • こころは卒論でも取り扱った作品です。
    各人物からの視点で見ると本当に違う見解が出て来ていて面白いことがわかりました。
    この曲の「貴方はきっと外では違う顔なのでしょ」という部分にドキッとするのは私だけでしょうか。
    登場人物がそれぞれの秘密を隠しているところが思い浮かびます。