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音楽×本1組
  • Oblivionとは、英語で「忘却」を意味する。
    はじめから語るのはあんまりかもしれないが、この物語は悲劇的だ。

    過去の暗い事件のせいで、男が絶望に浸食される様を描いているが、楽曲は対照的にある男が成長し、大人になるまでを描いた叙事詩となっている。
    本当は、アルケミストや指輪物語などのファンタジーに提供した方が、様になっているのかもしれない。

    「誰の為でも無くて 他でも無い自分自身の為にあるこの命をいかにして」

    生きることは誰の為でもない。

    小説に出てくる男も、楽曲に出てくる男も状況は違うが、過去に向き合い未来へ歩き出そうとしている点では同じだ。
    生きることを諦めていない以上、その行為が無謀とは誰にも言えないのだ。

    この音楽が文字通り「忘却」されてしまうのは、あまりにも惜し過ぎる。
    絶望の淵から見える光を求めて、私たちは生きているのだから。