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うぐはら

  • プロフィール
    感想なのか詩なのか分からないまま書いてます。純文学を中心に読みます。
    邦楽ロックが好物。

  • 「多数の民間人が繰り返し犠牲となり、人々の哀しみは、島中に波のように広がった。」

    「島唄よ、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、
    遥か遠い東の海の彼方にある神界 "ニライカナイ" に戻って行きなさい。」

    彼らの魂は、ニライカナイに帰って転生する。
    そして、その魂は永遠に消え去ることがないということを、彼らはその命をもって証明するのだ。
    失った魂も、今生きている魂も、ここでは等しく生きている。

    オンちゃんの、いや、戦果アギヤーたちの、永遠の繁栄を望みながら、私たちは生きるのだ。

    この世にいない彼らの、声なき声に耳を傾けながら。
  • 植物は、細胞の中に宇宙を隠し持っている。

    普段はその姿を見せることはないが、顕微鏡で観察した時、隠し持っていた世界を見せる。

    なぜ、研究者がここまで情熱を注ぐのかという問いに、ふさわしい答えを見つけた。
    皆、自分だけの神秘を見たいからだ。

    自分だけが対象の良さを知っている。魅力を知っている。その優越感に勝るものはない。

    研究者じゃなくても、経験することは多いだろう。

    落ち着いたトーンで終始流れる、この温かみのある音に乗せて、身近なのにあまり知らない、彼らの本当の世界を知ったような気がした。
  • 人は踊る。上手かろうが下手だろうが関係ない。そこに音楽があれば、勝手に体は踊り出す。

    青春は言葉にできない衝動と、抑圧からの解放から始まる。

    さあ皆、踊る阿呆になって踊り狂え。

    後悔も胸に秘めた青い気持ちも、全て脱ぎ去って、本能で踊れ。
  • 胸が張り裂けそうな痛みに、体ごと押しつぶされそうだ。
    現実の青春は甘くない。
    楓はどこかで本音を話すべきだったのだ。親友なら衝突するのは当たり前だ。
    自分の居場所を人に合わせて、周りに溶け込む。
    そうしないととてもじゃないけれど、生きてゆけない。
    青には未熟という意味もあるけれど、「儚さ」「脆さ」という意味も内側に秘めている。
    口当たりの良い同調は、周りを疑心暗鬼にさせても幸せにはしない。
    止まっていた時間が動き出す前に、早く会いに行かなければ。
  • この世界はいつから本音を言うことをよしとしなくなったのだろう。
    暗い闇の中氷漬けになって、身動きが取れなくなってしまった。
    好きなことも忘れ、いつからか、生きる意味さえも忘れた。
    それでも言いたいことがある。彷徨い、戸惑い、迷い続けた果てに掴んだ光を離すな。
    いくらでも声を挙げればいい。いくらでも叫べばいい。
    その声こそが、あなたが生きるための道しるべとなるのだから。
  • ほんの少しだけ時間が欲しい。
    ここではない、新しい世界を見たい。

    ふらりと旅に出てみたい。そんなあなたに朗報がある。
    本を読めばいいじゃないか、と。
    たった一冊の本が、一瞬であなたを違う世界へ飛ばしてくれる。

    そして旅のお供には、YONCEが軽やかに歌う、この曲を。
    きっとあなたが見る世界を、より良きものにしてくれるだろう。

    どうか皆様、良き旅を。
  • どこまでも行ってしまいたいときがある。
    今の場所を抜け出して、どこか遠いところまで、逃げ出してしまいたい。

    しかし、そんな余裕もお金もない。

    そんな時、本は便利だ。こんなときに、ページをめくりさえすれば、一瞬で旅へ行けるのだから。

    一瞬目を閉じれば、そこには今まで見えてこなかった世界が開けてくる。

    旅のお供には、ニューミュージック。今までの価値観を覆してしまった、革命ともいうべき音楽。その雄とも言えるこの曲を添えることとしよう。

    この小旅行が、あなたにとって最高の旅になることを心から願っている。
  • 突き抜けた文体と破天荒な展開。舞城ワールド全開の救われない現実。それでもこの恋は一途だ。

    一人の女性を思ったがゆえに発生した、純粋な感情。

    だからこの小説には、全てを肯定するような、とびきり甘い音楽を捧げよう。

    反論も否定もこの世界には、まるっきり通用しないのだから。
  • 人はなぜ、誰かを愛するのだろう。それと同時に、誰かを忌み嫌ったりするのだろうか。

    誰しも心の中に悪いものを飼っていて、その事で人は悩み、苦しむ。矛盾する感情を抑えきれずに、吐きだしてしまう。

    生きることとは、その矛盾まで愛することなのだろう。極限まで愛して、自分の一部として「飼い慣らす」。

    化け物がいることは悪くない。誰にでもいるから。それよりも問題なのは、「飼い主がちゃんとコントロールができない」ということだ。
  • 地球星人とポハピピンポボピア星人との、相容れぬ闘いと、魔法使い。
    村田沙耶香という作家は、「日本一クレージー」なのではなくて「日本一純粋すぎる女流作家」なのだろう。
    いつも切羽詰まっていて、誰よりも残酷で、子供の心を持ち合わせたまま、大人になった人。だからこそ、周りに合わせられずにズレが生じる。狂っていても、理解しがたくとも、そこにあるのは愛だ。いや、愛と言うにはあまりにも野性的すぎるか。