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そして、バトンは渡された
血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

  • 「ガラクタだったはずの今日が ふたりなら 宝物になる」
    「ここにある幸せに 気づいたから」

    森宮さんの優子への愛情を歌詞にしたような曲だと思います。
  • これしかない,と思います。
  • この小説に登場します。結婚式で使用される曲ですが、出会えることが幸せなのが、恋人や夫婦だけでないという言葉がまさしく小説全体に言えることだと感じました。
  • この曲を聞きながら森宮さんが「優子ちゃんの故郷はここだよ」と言うシーンがすごく素敵でした。血が繋がっていなくても互いに互いを想っていれば家族なんだろうなぁと思います。
  • 帯にある「家族よりも大切な家族」
    血の繋がりがあるからこその時間を超えた愛
    受け入れ側にいてただ見守る愛
    旅立つ場所と戻ってくる場所を作る覚悟を決めた愛
    それぞれの父親の愛に涙が止まりませんでした
    ♪ただ幸せが一日でも多く側にありますように♪
  • 2番の歌詞の「血の色、形も違うけれど いつまでも側にいることができたらいいだろうな」がこの本のテーマとしてピッタリだと思いました。
    血の繋がりがないけれどそこに相手を思いやる愛があれば家族になれるんだろうなと思いました。
    また、本を読んでて、ご飯を食べるシーンがどれも素敵した!
  • 血の繋がらない親たちとの暮らしを子の目線から描いている話であるが、僕はこの話の本当の主人公は森宮さんをはじめとする親たちだと思っている。

    主人公の女の子は方程式の変数xみたいなもので、彼女の目線や心情が存在することで、それに関わる人たちの心情もなぜか伝わりやすくなるという不思議な構造。

    まさにバトンの目線から語ることで、リレー走者全員分のドラマが伝わってくる。

    親本人の目線でずっと語る以上の感動が生まれている。

    一番感動したのは、森宮さんの優子に対する自然体かつ懐の大きな愛の在り方だ。
    未来が2つにしてくれた優子の帰る場所を最後まで守り続けてくれた彼が、次にバトンを回すときの晴れやかさと重みは、特に大きな事件も起きない日常のシーンを丁寧に描きつづけたからこそ沁みてくる。

    家族というのは、何かが起きたときのヒーローというより、何も起きない日常を守ってくれる存在なのだと気づかされた。

    主題歌はさだまさし『奇跡〜大きな愛のように〜』。
    森宮さんの心にずっとあった優子への思いはこの曲が歌ってくれている。

    "僕は神様でないから 本当の愛は多分知らない
    けれどあなたを想う心なら 神様に負けない"

    "どんなにせつなくても 必ず明日は来る
    ながいながい坂道をのぼるのは あなた独りじゃない"

    この小説で、強烈な悲劇や大逆転劇は起こらないかもしれない。
    刺激が足りないと思う人もいるかもしれない。
    しかし、それこそ、彼女がたくさんの大きな愛に守られてきた一番の証なのだ。
  • もう会えないけれど、どこかの街角で幸せに。あの頃みたいに笑っていてほしい。「見切り発車で始めた」「返事の要らない手紙」といったフレーズが、かつて突然家族になり、そして離れていった人々の姿に重なりました。
  • 親達の優子ちゃんへの気持ち、特に血の繋がりのない最後の親 森宮さんの強い愛を表現しているなと。
    "下手くそでも不器用でも君を想う気持ちは誰にも負けない"